統合医療と鍼治療
2011.01.17.07:00
おはようございます。綾小路江府士麿です。
統合医療の話です。
今回は統合医療と鍼治療について。
代替医療の中に「鍼治療」があります。
鍼は本来中国医学の一つですが、
数年前からアメリカで大きなブームを起こしています。
きっかけは、麻薬中毒の治療に使われたことでした。
ヨーロッパでは、ホメオパシー、ハーブと並び
三大代替治療のひとつに数えられるほど
認知されています。
針治療は、鍼の刺激によって
体が備え持っている力を引き出す治療方法です。
腹痛、便秘などの消化器系の症状から、
精神疾患、目、耳、花、咽喉、呼吸系、
腰痛や肩こり、婦人科系など、様々な症状に
用いられています。
効果としてあげられるのが、
整腸作用、疼痛や痙攣に対する鎮静作用、
減退機能に対する興奮作用、
血流を調整する誘導作用、
免疫機能を高める免疫・防衛作用などなど。
臨床試験などで
通常医療と同等の効果があるとされるのは
頭痛、偏頭痛、腰痛など。
ただし、現在は医師の同意書がないと
健康保険は適用されません。
頸部の痛み、生理痛、膝関節症、歯痛などには
効果が認められないなど、
効能効果が明らかではない部分もあります。
主体は鍼治療を普及することではなく、
患者の治癒をより迅速に、かつ安価にすることですから
効果が認められるものに対して
順次取り入れていけばいいわけです。
効果が認められない部分があるから
鍼治療は認知できないというのではなく、
効果のある部分で鍼治療を
利用するようにすれば、
何も問題はないでしょう。
患者側からすれば、早く治ればうれしいですし、
治療に通う回数が減れば楽ですし、費用も安く
なることでしょう。
医者、施術者が勉強するのはもちろんですが、
患者側も正しい選択をするために
知識を持つことは大切です。
賢くなって、明るく健康な暮らしを
送りたいものです。
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